GroupDelay - All-Pass Disperser¶
注意:このマニュアルはAI生成によって作られており、順次更新していく予定です。
オールパスフィルタ群によるグループディレイ/位相分散エフェクトモジュールです。
概要¶
直列接続されたオールパスフィルタにより、周波数依存の位相遅延(グループディレイ)を生成します。これにより、トランジェントを豊かに変化させたり、ステレオイメージの広がりを向上させたりすることができます。
クイックスタート¶
- オーディオ接続: 左右のオーディオ入力に信号源を接続
- 周波数調整: FREQ ノブでフィルタの中心周波数を設定(20Hz〜20kHz)
- 段数制御: AMOUNT ノブでオールパスフィルタの段数を設定(0〜32)
- レゾナンス調整: PINCH ノブで Q 値を設定(0.5〜16)
パラメータ¶
基本制御¶
- FREQ: 中心周波数(20Hz〜20kHz、デフォルト1kHz)
- ピッチシフトやエンベロープ制御に適用
- CV 入力対応(±10V 範囲)
-
CV アテニュエーション付きトリム
-
AMOUNT: オールパスフィルタ段数(0〜32、デフォルト4)
- 0: スルー(位相遅延なし)
- 増加: 段数が増えるほどグループディレイが増大
- 小数点設定で滑らかに調整可能
- CV 入力対応(±10V 範囲)
-
CV アテニュエーション付きトリム
-
PINCH: フィルタ Q 値(0.5〜16、デフォルト0.3)
- 0.5: 幅広いピーク、穏やかな響き
- 大きい値: 狭いピーク、レゾナンスが強調
- CV 入力対応(±10V 範囲)
- CV アテニュエーション付きトリム
入出力¶
- L IN: 左チャンネル入力
- R IN: 右チャンネル入力
- L OUT: 左チャンネル出力
- R OUT: 右チャンネル出力
信号処理フロー¶
- 入力信号の読み取り
- CV 前処理 (2025年改善)
- 周波数 CV 入力に IIR ローパスフィルター適用(~2Hz カットオフ)
- LFO などの低周波変調は通す、高周波ジッターは除去
- 発振やアーティファクト防止
- オールパスフィルタチェーンの処理
- 指定段数のオールパスフィルタを直列接続
- 小数点設定時に等パワーでブレンド
- 段階的パラメータ更新 (2025年改善)
- 毎フレーム 2 個のフィルターずつ周波数/Q を更新
- 全 32 フィルターの更新に 16 フレーム要する
- パラメータ変化の衝撃を分散して発振を抑制
- ソフトクリッピング(±5V範囲)
- 出力レベル LED による視覚フィードバック
安定性対策 (2025年改善)¶
グループディレイ効果を安定して利用するため、複数の対策が実装されています:
数値安全性¶
- Double 精度フィルター計算: 全フィルター係数を 64 ビット double 精度で管理
- 量子化ノイズ削減: 32 段カスケード接続時の数値誤差を最小化
発振抑制メカニズム¶
- IIR LFO フィルター (~2Hz カットオフ)
- CV 入力の高周波ジッター除去
-
LFO(0.1~10Hz)は通す、ノイズ(高周波)は除去
-
段階的パラメータ更新
- 毎フレーム 2 フィルターずつ更新
- パラメータ変化を 16 フレームに分散
-
係数更新衝撃の軽減
-
高速係数平滑化
- 更新量: 0.5% per sample
- ~180ms @ 44.1kHz で目標値に到達
-
クリック音やアーティファクト防止
-
自動リセット
- NaN または Inf 出力検出時に自動リセット
- 異常値の伝播防止
推奨設定¶
- 低リスク: AMOUNT = 8~16 段(グループディレイ効果を維持、安定性向上)
- 中リスク: AMOUNT = 16~24 段(より強いエフェクト、安定性は中程度)
- 高リスク: AMOUNT = 24~32 段(最大エフェクト、LFO 使用時は注意)
⚠️ 周波数変調時の注意¶
FREQ パラメータを過度に変調すると、フィルターが発振(自己発生音)することがあります。 以下のガイドラインに従ってください:
安全な周波数変調: - LFO 周波数: 0.1~5Hz の範囲内(IIR フィルターによる高周波ジッター除去) - 変調スピード: 緩やかな変化を心がける - CV 入力のアテニュエーション: 過度な変調量を避ける(アテニュエーター使用)
発振が発生した場合の対処: 1. FREQ を固定: CV 接続を切断、手動ノブで固定値に設定 2. AMOUNT を減らす: 段数を 16 以下に低減 3. CV 入力の振幅を減らす: LFO 出力を減衰させる 4. LFO 周波数を遅くする: 0.1~1Hz の低速変調に変更
注意: AMOUNT が 24~32 段の高い設定で、高速な CV 変調(5Hz 以上)を行うと発振リスクが大幅に増加します。
アプリケーション¶
- トランジェントの厚みと広がりの制御
- ステレオイメージの調整
- エフェクトの微調整
- クリエイティブな空間演出
- LFO 変調による動的空間エフェクト